自家製アルコールを作ろう!

ニュージーランドで自分でお酒作っています。この国は合法だからセーフセーフセーフ!

どぶろく作り

どぶろくを作った。

 

必要なのは

 

・米(3合)

・麹(200g)

・水(1.5Lぐらい)

・イースト菌(パン用のやつで可)

・ヨーグルト(大さじ1、なければないでOK)

 

以上だ。

 

まず米を硬めに炊く。3合に対し、2合の水でいいらしい。

水はそこまで厳密に図らなくてもOK。

いつもより硬ければOK。

 

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米があつあつのうちに、発酵容器に移してそこに水を1.5L加える。

 

 

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こうすると大体40℃ぐらいになる。

 40℃ぐらいになったら

イースト菌とほぐした麹を投入。

ヨーグルトもここで入れる。

ヨーグルトは乳酸菌の力で

雑菌が増えないようにするだけなので、

なければないでOK。

 

それを混ぜて、あとは放置。

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この容器は$2(160円)で売っている安物。

プラスチック製品が高いニュージーランドではありえない安さ。

あまりにチープすぎて完全にふたが閉まらない欠陥品なんだけど、

それがいい。

 

おかげさまで密封せずに発酵させられる素敵な容器なので

重宝している。

 

数日経つと、ぽこぽこ発酵するので、一日に一回混ぜてあげる。

 

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一週間もたたないうちにここまで分離するので、そしたら完成。

ここまで分離したら、甘さ控えめ度数高めのどぶろくになる。

甘さがもっと欲しい場合は、少し分離したら完成とすればOK。

ちなみにこれは10日ほど放置していたやつ。

 

その後、下にたまったオリを濾す。

このオリが酒かすと呼ばれるやつだ。

 

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布で絞った方がいいんだけど、

いい布がなくてお玉で押し潰した。

 

しぼった物がこちら。

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これがいわゆるどぶろくであり、マッコリだ。

二つとも呼び名が違うだけで、ほぼ一緒のようなものだ。

 

これを常温で半日置き、その後冷蔵庫に入れて1日置くとこうなる。

 

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この上澄みが日本酒だ。厳密には違うけど。

 

上澄みはすっきりさわやかな飲みごたえ、

混ぜて飲むと甘くておいしいどぶろくのできあがり。

 

これは安くて簡単で凄く美味しいので、

作りたい人は今すぐニュージーランドに移住しよう!

 

 

アップルサイダー7(瓶詰)

作成からはや8日、ついにこの日が来た。

 

瓶詰の日は非常に大変だ。

ビールだと330mlの瓶が72本分も出来るので、

一人でやると二時間ぐらいかかってしまう。

 

今回は20本分ぐらいなので、一人ですぐ終わりそう。

 

 

まずは使用する道具の洗浄と殺菌から。

 

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バケツと濾す網を洗って殺菌していく。

右下に僕の足が写っているが、こちらは今回使用しないので殺菌はなし。

 

まず洗浄。家庭用の洗剤でいいのだが、知り合いのおっさんにもらった

皆さんご存知あのMangrove jackから発売されてある洗剤を使用。

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粉末用の洗剤を水に溶かすだけでOK。

なお、右下にうっすら指が写っている。

 

なぜこういうミスが頻繁に起きているか、

それはこの時すでに酔っぱらっているからだ。

 

洗剤で洗った後は殺菌。

熱湯消毒もいいし、アルコール消毒もOK。

菌が死ねばOK。

僕はいつも、安心安全でおなじみの、あのMangrove jackが出している

殺菌剤を使用している。

 

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しっかり指が写っている。何をやっているんだ。

 

こいつも粉末のお薬を水に溶かして、あとは全体にかければOK。

10分待ったら水を捨てるだけ。ゆすがなくて大丈夫な楽ちんなやつ。

 

この二つは知り合いのおっさんに大量にもらった。

1パック$8(640円)なんだけど、一回の使用量が小さじ一杯ぐらいなので

永久になくならない気がする。

ちなみにボトル詰めする瓶や、ふたをする王冠もこの殺菌剤で殺菌している。

 

普段はこの殺菌剤を水に溶かした物をスプレー容器に入れて

殺菌したいものや料理後のキッチンにふりかけて使用している。

これは中々優れもの。

 

殺菌が完了したら、アップルサイダーを濾す。

 

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ぎりぎり足が写っている。うっすらわかっていたのだが、

撮り直す気持ちにはなれなかった。

酔っぱらっているとこうもなるのか。

 

濾した後は瓶にいれる作業。

 

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室外機の上でやっています。

 

もちろんこの瓶も洗浄殺菌済み。

一本一本瓶用のスポンジで洗って殺菌するのはなかなか大変。

 

その後に王冠を付ける打栓という作業。

 

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打栓用の道具は多々ある。

ハンマーみたいなやつから今使っているやつまで。

 

ぶっちゃけ炭酸が入ってた空のペットボトルでいいんだけど、

買っちゃったもんだから使用せねば。

 

 

これにて瓶詰め終了。

 

約20本出来ました。

りんごと酵母で約$10なので、1本50セント(40円)ぐらい。

 

 

アップルサイダー5(発酵終わりそう)

作成6日目。

発酵もだいぶ落ち着いてきてガス栓もポコポコ言わなくなってきた。

 

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中を開けるとこんな感じでりんごの実が全部上にたまってきている。

毎日これと果汁を混ぜているわけだ。

タンクを開けると強烈なアルコール臭。

発酵が上手くいっている証拠だ。

 

僕はいつもサイダー用の酵母や白ワイン用ビール用等

作るものによって酵母を分けている。

ただアップルサイダーであれば、こだわっている人は

りんご酵母を自分で作って、それを使って発酵させている人もいる。

非常に簡単に作れるから、そっちもいつか試したい。

酵母だけ別にした物を飲み比べ!みたいなのもいいかもね。

 

 

もう少し落ち着かせてからボトリング。

どうかくさりませんように。

アップルサイダー4(かなり発酵中)

作成4日目&5日目

 

発酵が進んできた。

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ガス栓がずっとポコポコ言っている。

このポコポコのスピードで発酵のスピードや

そろそろ終わるなーっていうのが確認できる。

 

ちなみにこのアップルサイダーは、英語でciderという。

日本語ではフランス語の読みでシードルと言ったりするらしい。

アルコール度数が3%~8%ぐらいが普通で、飲みやすくて非常に安いから

外国の若い子は最初にアップルサイダーみたいな果実酒をを飲むらしい。

日本のチューハイみたいなもんね。

 

少し味見をしたら、変なにおいがした。

腐っているんじゃなかろうかという一抹の不安。

 

まあもう少し待ってみよう。

アップルサイダー3(少し発酵中)

作成三日目。

部屋の中にほのかにりんごの香りがし始めてきた。

 

あまりにも寒すぎるので我が家ではついにエアコン始動。

タンクも湯たんぽでは発酵が弱いようで、

通称「タンクあったかくするやーつ」をつけてあげた。

 

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皆さんご存知あのMangrove Jackが売り出しているHeat Belt。

巻くタイプのHeat Beltと下に置くタイプのHeat Padがあるが、

僕はこのHeat Beltを選択。タンクに巻いてある黒いベルトね。

 

実は選択もなにも、オークションで$5でゲットできた。

入札開始が$5で、とりあえずぽちっとしてたら

誰も入札しなくてそのままゲット。

もともと$50ぐらいするやつなのに、いいのか?

 

コンセントに刺すと電熱線がすげー熱くなるという

単純な仕組み。自分でも作れそう。

 

もちろんこいつを中身の液体にあてると

熱くてイーストが死にそうなので、ちょっと上に装着して観察。

 

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タンクに温度計を貼っている。

温度計を見る限り、22℃なので順調だ。

  

部屋中にりんごの香りがしているので

発酵が始まったという事だろう。

少し味見をしてみると、普通のリンゴ味。

アルコール感はまだない。

 

まだ上のポンプみたいなやつ(ガスだけ排出して外からは何も入れない君)は

動いていない。

発酵が弱いようだ。これからに期待。

 

アップルサイダー2(発酵前)

作成二日目。

 

中を開けて混ぜてみると、どうも発酵は進んでいないようだ。

少し味見をしてみると、イースト菌のえぐみ味・・・。

イーストの栄養剤の味もあり、もはやりんごの味はかき消されている。

 

普通は1日経てば発酵が始まるもんだけど、

もうすぐ6月、こちらは冬となり、現在外の気温は6℃。

家の中は15℃とは言え、20℃~26℃を保てないので、必殺電気毛布を使用することに。

 

 

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一年前にオークションサイトで怪しい中国人から$1(80円)で購入。

実際に取りに行った時に「$1いらん。ただでやる」

と、ただでもらった至極の一品。

 

ふと思い出して使うも、こいつ壊れてやがる。

うんともすんとも言わない。

タダでもらったとは言え、使えないってどういうことや。

 

ということで、湯たんぽを使用。

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ゆたんぽをタンクの上に置いて、使えない電気毛布でくるんで終了。

 

ただ、イースト菌は60℃を超えると死んでしまうので

直接当てない方が無難。

 

 

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くるんだ後。

 

本当は保温性の高い寝袋に入れるのが一番いいんだけど、

その寝袋は現在嫁が入っております。

寝袋にゆたんぽいれて足を入れると最高にあったかい。

簡易こたつみたいな?